本物をつくるー建築現場から Vol.039

土屋ホーム 圭幌エリア

15,000棟を達成した北広島工場

 土屋ホーム北広島工場は、札幌市に隣接する北広島市大曲工業団地にあり、建築面積は約1000坪。ここで木造住宅の骨組みとなる構造材をプレカット工作機械で、壁や床、屋根の下地となる部材を手作業で加工しています。また、一部の部材を用いて壁や屋根部分を組み立てるパネル化も進んでいます。

ISO9001を取得、品質管理を徹底

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 同工場は、2000年に品質マネジメントシステムに関する国際規格ISO9001を取得し、「本物の家づくり」を支える部材づくりに努めてきました。ISO9001は、お客さまのニーズと適用される法令・規制要求事項を満たした製品を提供する能力の証となるもの。ISO9001にのっとり作成した品質マニュアルを全スタッフに配布し、各自が品質管理・リスク管理を念頭に置き職務に励んでいます。
 2017年から同工場を率いる鈴木恵一工場長は、スタッフ一人一人に対する目配りとリーダーシップを発揮し、適切な指揮・管理を行う一方、建築現場で鍛えた大工の目で製品を厳しくチェックします。「当工場の1日当たりの構造部材の加工量は、4人のスタッフで8時間稼働した場合、約30坪の家1件分といったところ。コンピュータ制御の機械で加工するので、品質も安定します」と鈴木工場長。
 部材を建築現場に運び、墨付け、刻みなど全て手作業だった時代と比べると、劇的に作業期間が短縮することに加え、加工技術にムラがなく、人件費など多方面でコストダウンになっているのは言うまでもありません。

精密な機械と熟達した技術を生かす

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 工場内の構造材加工部門から見ていくとー。
 材木の樹種からこだわり、土台には強度に防腐・防虫効果の高いヒノキを、柱や梁にはスプルース(マツ科)を採用。CAD(コンピュータ支援設計)で作成したお客さまのお宅の設計図のデータを、プレカット用工作機械が読み込み、速やかに正確な寸法の構造材に加工していきます。構造材の加工はほぼ機械化していますが、最終段階で人の目で抜け・落ち・折れがないか確認し、社内規格を満たすものだけを合格とする検品基準は、当社ならではのもの。
 羽柄材の加工部門は、胴縁、垂木、根太など下地材や窓の枠など造作に使う部材を作るので、大工職人としての技の発揮どころとなっています。
 このように精密な機械と熟達した技術を生かして製造する部材は極めて高品質。建築現場の作業が迅速化するだけでなく、ごみを出さない点においても評価されるところです。また、工場で出る切りくずは、ウッドチップの専門業者に回収してもらうので、木材のリユースサイクルにしっかり組み込まれています。
 「当工場では、機械化を進めるとともに、ベテラン大工職人の技術の伝承に力を入れています。諸先輩が確立したシステムを時流に合わせてブラッシュアップしていくのが私の役目。工場スタッフはもちろん、各支店との連携を強め、高品質の部材を、より短期間で、よりコストダウンしてお届けできるよう努めます」と力強く語る鈴木工場長。
 2020年5月には待望の加工1万5千棟を達成し、北広島工場では、ご注文いただいた多くのお客さまに深く感謝するとともに、高品質の部材づくりに一層、精を出しています。