お月見をしませんか?

土屋ホーム

中秋の名月

今年は9月21日が中秋の名月です。満月とも重なるので、とても明るく見ごたえがありそうです。
晴れていれば、とても美しい中秋の名月を楽しむことができるでしょう。
月を愛でる習慣は、平安時代に中国から伝わったといわれています。

平安時代の貴族や文化人にとって、月見は暦や易とも関連する、時代を先取りするおしゃれな文化だったようです。当時の貴族たちは、月を直接見ることはせずに、あくまでも池の水面に映る月を眺めるの
が風流でこれこそが雅(みやび)だとされていたそうです。特に天皇はその身分ゆえ、自分より高い位
置にある月を見上げる事は無く、月を楽しむ為に水は欠かせない物でした。

旧嵯峨御所・大覚寺にある
大沢池は、嵯峨天皇がまさに観月の為だけに造った
日本最古の人工の池と伝わっています。

やがて月見が庶民へ広がると秋の実りの収穫に感謝
する行事になっていき、団子などのお供えやすすき
を飾る様になりました。

空気が澄んで、1年で最も月が美しく見える日が
十五夜(中秋の名月)といわれています。
どれだけ時代が変わっても月の美しさは変わりませ
ん。

秋の植物などを窓辺に飾り、お部屋を暗くして
空を見上げて、その美しさを感じてみてはいかがで
しょうか。